続・will
性別の取り扱いの変更
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2007年8月20日。
性別の取り扱いの変更

性別の取扱いの変更申請方法

性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律
出典: フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)



僕は、印鑑と書類を持って霞が関(東京)の家庭裁判所に向かった。
綺麗な服装(スーツに近い格好)をして行った。不思議なくらい緊張なんかなくって、ただ頭の中はボーとしていた。3年間、全力でGID治療に取り組み向き合った。休日は病院通いの日々。職場で男として生きれるように努力した。悔いなど、後悔などない。必ず、結果は出ると強く信じた。裁判所に着いたのは呼び出し時間の10分前。

5分前に書記官の方に
『時間が早いですが裁判の説明をします』と言われ個室に案内された。
部屋は、テレビドラマで見るような風景で、ミニ法廷だなと思った。

書記官『当日、許可がでる方も中にはいらっしゃいます。その場合の手続きの説明なのですが・・・。』
5分くらい説明された。
僕は?!許可なの??ん??みたいな気分になった。

15時の時間になると裁判開始。
ミニ法廷??
僕の前には、裁判官
僕の斜め右前に書記官
僕の後ろには2人の裁判官の卵がいた。


『提出書類』
●申し立て事情説明書(事前に裁判所で入手。その際、無料相談を受けて記入方法詳細を把握)改名時にGID理由(中学生からの通称名の使用)が完全に認められていた審判を申し立て事情説明書に記入した。
●申立書(事前に裁判所で入手。その際、無料相談を受けて詳細を質問した)
●戸籍謄本と改製原戸籍(福岡区役所に取り寄せ)
●住民票
●診断書(2人の医師連名A先生・T先生)
●男性の性別としての身体的適合状況(I泌尿科)
●ヤンヒー病院の手術証明証(英語)
●ヤンヒー病院の手術証明証の日本語訳(自分自身でパソコンで作成)
●ホルモン治療の効果判定(S産婦人科)

◎収入印紙800円分
◎郵便切手3300円分(500円3枚・80円20枚・10円20枚)
使用しなかった切手は、返還されました。


『裁判官に質問されたこと』

@改名してから生活しやすくなりましたか??
僕『はい、生活しやすくなりました』
A体調は大丈夫ですか?!
僕『はい、問題ありません。元気です。』
BA先生の存在をどうやって知ったのか??
僕『有名だったからです。』
上記のコメントは、もう少し返答していますが簡略しております。

4分くらい経過して
『許可します』と言われました。

僕は、涙が溢れてきた。
我慢できなかった。
3年間が報われた・・・・・・・そう思った。
嬉しくて嬉しくて、辛かった日々が脳裏に蘇ってきて・・・。
どうしようもなかった。

この後の手続きは、裁判所と各役所で連携して変更される。
とにかく保険証だけは、すぐに新しくしてもらった。
親切な窓口の方でよかった。
粛々と進められるようにと、福岡区役所にも電話してくれた。

翌日の朝。初めての朝、空を見上げた。
晴天だ。

今日は、亡き母の誕生日。
もうこの世に生きてはいないけれど、僕の中に確かに生きていた。
そばにいる気がした。空を見上げて僕は微笑んだ。
『消えちゃいたい日もあるけれど、やっぱり生きたいんだ。』そう呟いた。




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